小简介
少年時代の画集[The Book of boyhood]のコンセプトが生まれたのは、丁度一年程度前でしょうか。 コンセプトは一言で言うと「透明な闇」です。あるいは少年時代特有の見通しの悪さとでも言いますか。 それから、「今まで私なりに音楽をやってきたことをCDとしてまとめたかった」という事ですかね。 自前でCD出すのは初めてなんですが、意味合いとしては「ベスト盤」と言っても語弊はないと思います。
アルバム全体としては、「聞いていてリラックス出来る」事を主体に構成しました。 私も、CDのチェックで最初から通して掛けていて8曲目位で寝てしまったりしました(笑) まぁ、作った当人としてはのんびりバックで流しながら、コ-ヒ-を飲んだり誰かと談話するなり・・・そういう聞き方をして戴ければ僥倖です。
このアルバムは、実は二部構成になっています。昔のレコ-ドで言うとA面・B面、ですね。 前半部が「現在:主に新曲(コンセプトでいうと闇)」、後半部が「過去:私が作曲を始めたばかりの頃の曲のリメイク主体(コンセプトでいうと夢)」 を指します。 区切りになっているのが「intermission I - Vanity -」という曲です。 だから、本当は9曲目を2-1曲目等と表した方が正確なのかも知れません。
最後に、此処にこういう事を書くべきではないような気もしますが。 [Yonna - I still have a name? -] っぽい曲はこのアルバムのメインではありません。 実質、壮大系(?)の曲というか 派手なのは[悠久の時を見つめて],[Yonna - I still have a name? -],[時の回廊]の三つ位かな。 これは私感なんですけど 音楽って、大別すると「First Impressionは凄いけど、一ヶ月聞き続けると飽きるタイプ」 と「地味なんだけど、気がついたらお気に入りになっているタイプ」の二種類があるような気がします。 個人的には、後者の方が好きです^^.
「聞く人を感動させる音楽を作りたい」という台詞を吐かなくなって、もうかなり経ちました。 ひねくれ過ぎてしまったのかも、とも思いますけど。 上手く書けませんが強いて言うなら「音楽が感動させる」のではなく「人が感動する」のであって、むしろ「感動したなら感動したっていう事実」の方が大切だと思っています。
そんな感じかな。