ぼくのりりっくのぼうよみ(1998年2月12日 - )は、日本の男性シンガーソングライター、作詞家、作曲家、随筆家。所属芸能事務所はソリッドボンド。所属レーベルはJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント内のCONNECTONE。公式ファンクラブは「ぼくのりりっくのぼうよみ もばいる」。略称は「ぼくりり」。2019年1月をもって活動終了。
概要
動画サイトに楽曲を投稿したことをきっかけに、そのポップな楽曲と独特の言葉のセンスが注目される。現所属事務所ソリッドボンド社長の中島理智がネットで拾ってきた彼の音源をEMIグループ時代から交流のあるCONNECTONE代表の高木亮に聞かせたことでレーベルとの契約が決まり、現役高校生としてメジャーデビュー。
トラックメーカーが作った音源に自身の卓越した言語力に裏打ちされたリリックとメロディを乗せていくスタイルをベースとする。
エッセイや短編小説を執筆するなどもしている。楽曲制作は、最初にトラックメーカーに曲調やBPMや使用する楽器などやりたいことの大枠だけを伝え、それで出てきたものに対して、具体的な要望を加えて完成させる。
人物
ニコニコ動画で使用していた「紫外線」という名前は、紫色が好きだったことから付けた。現在の芸名は2012年頃から名乗りだしたもので、ラップを始めた頃まだ慣れておらず、棒読みで歌っていたことに由来する。
幼い頃から音楽好きだったのは母親の影響が大きい。EGO-WRAPPIN'やMONDO GROSSOは、その母親がファンだったこともあって好きになった。しかし特定の曲が好きなだけで個々のアーティストにはそれほど詳しくはない。初めて買ったCDはポケットモンスターの映画「劇場版ポケットモンスター 水の都の護神 ラティアスとラティオス」のエンディングテーマ「ひとりぼっちじゃない」(coba & 宮沢和史)。
経歴
2012年
2月25日、「ゆるふわ樹海ガール 歌ってみた」を紫外線名義でニコニコ動画に初投稿。
12月16日、「【ニコラップ】One Night Stand and Rain」をぼくのりりっくのぼうよみ名義で初投稿。
2014年
高校生2年生の時に日本最大級の10代向けオーディション「閃光ライオット」に応募、約1万組の中からファイナリスト10組に選出され新木場STUDIO COASTでライブを披露[12]。TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」で紹介され高評価を得る[2]。
2015年
11月12日、限定シングル「Sub/objective」を発売。
12月16日、ビクターエンタテインメント内のレーベル「CONNECTONE」より1stアルバム「hollow world」でメジャーデビュー。発売当時は17歳の現役高校3年生。
2016年
2月5日発売の文芸雑誌『文學界』2016年3月号にエッセイ「地盤沈下」を寄稿。
大学進学。
7月、EP『ディストピア』をリリース。CDの遺影を模したアートワークやEPの限定盤用に書き下ろした短編小説「Water boarding」で話題を集める。
2017年
1月24日刊行の小説家伊藤計劃のトリビュートアンソロジー『伊藤計劃トリビュート2』に短編小説「guilty」が掲載される。
1月25日、2ndアルバム『Noah's Ark』をリリース。それにともない、1月から3月末までの期間限定でオウンドメディア「Noah's Ark」を運営。
3月から5月まで、初の全国ツアー「ぼくのりりっくのぼうよみ tour 2017」を開催。
5月24日、2ndシングル「SKY's the limit/つきとさなぎ」をリリース。
9月28日発売のファッション誌「With」にて「なんかいい感じの小説」連載開始。