小档案
杵屋 五三郎(きねや ごさぶろう)は、長唄三味線方の名跡。
初代 杵屋五三郎(明治22年(1889年)10月5日 - 昭和14年(1939年)11月5日) - 5代目杵屋勘五郎の門弟で1904年に杵屋五三郎を名乗る。帝劇で活躍。SPレコードの吹き込み、独演会なども開催。作曲は「俊寛」。本名は小林鉦次郎。
2代目 杵屋五三郎(明治31年(1898年)1月30日 - 昭和51年(1976年)1月14日) -
杵屋 五三郎(きねや ごさぶろう、大正7年(1918年)12月11日 - ))は、歌舞伎の長唄三味線方。杵五派家元。本名は増田元弘。
秘曲、難曲、大曲など古典の上演、継承に力を入れる。
大事件
1918年(大正7年) - 東京都文京区本郷に長唄笛方だった望月長之助の次男として生まれる。妹には杵屋五三遊がいる。
1933年(昭和8年) - 初代杵屋五三郎に入門。
1936年(昭和11年) - 杵屋五三助を名乗る。
1949年(昭和24年) - 兵役後、山田抄太郎に師事。
1978年(昭和53年) - 3代目杵屋五三郎を襲名し杵五派家元となる。
1989年(平成元年) - 重要無形文化財「長唄三味線」の保持者(人間国宝)に認定。