黒木 渚(くろき なぎさ、4月19日 - )は、日本の女性シンガーソングライター。宮崎県日向市出身。
元々は男女混合の3ピースロックバンドとして、2010年から2013年まで福岡県を中心に活動していた。
「黒木渚」とは、ギター・ボーカルの黒木の本名であると同時にバンドの名前でもある。バンド結成時に、本格的にプロを目指していく上でしっかりバンドの名前を考えようということになった。いくつか候補があがったが、黒木以外のバンドメンバー2人がピンと来たのが彼女の名前だった。
音楽性
一般的にルーツミュージックと出会いそうな中高時代、かなり厳格な寮で過ごしていたせいで音楽との出会いがなかったため、小説家や画家からの影響の方が大きい。大学に進学して自由に音楽やカラオケを楽しめる環境になってからは、アリシア・キーズや平沢進を良く聴いている。
楽曲制作
バンド時代、楽曲の作詞・作曲は黒木が担当していて、デモテープではなく発表会という形でサトシと本川に聴いてもらい、アレンジをしていた[5]。
ほとんどの曲が詞と曲同時に出来上がる。どちらかが先行する場合は必ず詞が先で、作曲はギターで行う。その時にリズムパターンや加えたい楽器、音のイメージも頭の中に浮かんでくるので、デモを作る段階でそれを盛り込んで形にする。
Biography:
まるで映画のような舞台のような音楽。
表現豊かな歌声と凛とした立ち振る舞い。
宮崎県出身のミュージシャン。
幼少期に日本舞踊をやっていた祖母の影響で漠然とステージに対する憧れを抱く。
中高生時代は寮生活の厳しい進学校であったため、娯楽が一切許されず、読書や絵画、そして妄想にふける。ここで村上春樹、江國香織、江戸川乱歩といった作家、また、サルバドール・ダリ、ルネ・マグリットといった画家と出会い、文学や絵画に興味を持ち始める。
高校卒業後、福岡へ。ステージへの憧れから演劇部か軽音部に入るか悩んだが、軽音部に入部。ギターを独学で学び、市内のライブハウスで弾き語りを始め、2010年12月には自らの名前を掲げたバンド「黒木渚」を結成。在学中は音楽活動と平行しながら、文学の研究に没頭、また教員免許まで習得する。大学卒業後、福岡県内の市役所に勤めるものの音楽活動に専念すべく1年で退職。
地道に行っていたライブ活動が実を結び、2012年12月にデビューシングル「あたしの心臓あげる」をリリース。これが有線インディーズチャート1位を獲得し、翌年1月から全国発売へ。その後も10週連続でオリコンインディーズチャートTOP20にランクインし、完売(最高5位)。さらにはiTunesの今年ブレイクが期待できる新人アーティス「ニューアーティスト2013」に選出され、その名をじわじわと全国に広めはじめる。
2013年3月には1st mini album「黒キ渚」をリリース。同年8月には大型野外フェス「SUMMER SONIC 2013」のSONIC STAGEに出演し、新人らしからぬ堂々としたパフォーマンスで会場を大いに沸かせた。
10月には2nd Single「はさみ」をリリース。オリコンチャート初登場20位、タワーレコード全店総合チャートでは初登場9位にランクイン。11月には全国5ヶ所(仙台・大阪・福岡・名古屋・東京)を回るワンマンツアー「やわらかなハサミ」を各地大盛況で終える。ツア ーファイナルとなった東京キネマ倶楽部では、2014年6月1日に渋谷公会堂での単独ライブを行う事を発表した。
その後、12月19日に突如バンド解散を発表。同月28日の「COUNTDOWN JAPAN 13/14」をラストライブとし、2014年からソロとしての活動を開始した。