彼らの結成は、2009年5月にさかのぼる、ギターボーカルのRyojiとドラムのShujiの篠本兄弟を中心に前身バンドを札幌で結成。東京進出をきっかけにバンド名をGYZEに改名、疾走感溢れるリズムと叙情的なギター・メロディが話題になり2013年、イタリアの名門メタルレーベルCORONER RECORDSよりアルバム『FASCINATING VIOLENCE』でデヴュー。Amazonのハードロック・へヴィメタル・カテゴリーランキング1位、BURRN!誌の輸入盤チャート1位を獲得し、逆輸入というカタチで日本のシーンで大きな話題となった。その後も精力的にライブ活動を行い、初の海外公演である韓国でのショーも成功させ、流動的だったベーシストの座にAruta(B/Vo)が正式に加入を果たし現在のラインナップとなる。
ヨーロッパより遅れること、1年3ヶ月、日本でVictor Entertainment、韓国ではEvolutionMusic,台湾のMagnumと契約しアジア全域でデビューを飾り、HOWLING BULLとマネジメント契約を締結。華麗なルックスからは想像もつかない激しいライブ・パフォーマンスとテクニックで急速に支持をあつめた。レコ発ツアーのファイナルはTSUTAYA O-WESTの東京公演は満員御礼となり、入りきれなかったファンの為に急遽、六本木ブルーシアターで追加公演を行う。
そして、2015年2月に「BLACK BRIDE」が世界に先駆け、日本でリリースされた。ツアーファイナルはTSUTAYA O-EASTでおこない、デビューからわずか1年足らずで大舞台に立つという偉業を達成した。9月には台湾でDragon Forceと、さらに10月にはChildren of Bottomとの中国ツアー、そしてLOUDPARK2015に出演、その後はドイツのAstan Asia Daysというドイツで行われるフェスにも参加している。LOUD PARKのステージでは、わずか4曲というセットにもかかわらず、早朝からウォール・オブ・デスをオーディエンスに仕掛けるという途方もないパフォーマンスで、会場を狂乱の渦に叩き込んだ。まさに「伝説のオープニングアクト」として、Twitterのトレンドにキーワードがマークされるほどの話題となった!
2016年に入ってSOIL WORKとのJAPAN TOUR。8月にはWaken Open AIRと双璧をなすドイツの巨大メタルフェスSUMMER BREEZE Open Airに日本人アーティストとして初のステージを踏んだ。SLAYER, MASTODON, ARCH ENEMY, TESTAMENTと言った日本でもおなじみのアーティストが居並ぶ中、彼らの出演は午前0時、メインアクトのSABATONの終了直後だった。誰もが帰路につこうとした時、GYZEのステージは爆音とともに幕を開けた。Ryojiの高速ギターと絡み合うシャウト、Shujiのスーパーハイテックなドラム、Arutaの挑発するようなベースがヨーロッパ中から集まったメタルヘッズに衝撃的な先制攻撃を浴びせたのだ!たくさんのオーディエンスが慌てて彼らのステージを見ようと、モッシュピットになだれ込んできたのだ。まったくノーチェックだった日本のサムライMetalのプレイに、誰もが陶酔し興奮したのだ!そして、止むことのない喝采の中、彼らは次の会場へと消えていった。翌日はDragonforce,Children of bodomが出演するスロバキアのMORE THAN FESTに出演。この日も日本人アーティストとしては初のステージ。前日同様、何も知らなかった観客を熱狂の渦に叩き込んだ。そのツアーの最中にDRAGON PRODUCTIONSというMichael Schenker, Sonata Arcticaと言ったアーティストを要するブッキングエージェンシーとも契約を果たした。
そしてついに、GYZEは3rdアルバムを完成させた。タイトルは『Northern Hell Song』彼らの生まれ育った北の大地「北海道」から、世界のメタルシーンに向けての宣戦布告を表している。
ミキシングにはフィンランドよりTico Tico Studio / Ahti Kortelainen ( SonataArctica, Mors Principium Est, Kalmah など )を迎え、バンドの武器である「絵画のような楽曲」に磨きがかかっている!
日本盤発売日は2017年3月29日、UNIVERSAL Music Japan/Virgin musicよりボーナストラック1曲を含む全14曲でリリースされる。
Aruta (B/vo)
Ryoji (G/Vo)
Shuji (Dr)