越えていけ、何もかも
雨のパレード、前作『Reason of Black Color』以来、1年10ヶ月ぶりとなる4枚目のフルアルバム。
三人体制となってから初のオリジナルアルバムであり、雨のパレード第二章としてのファーストアルバムとも呼ぶべき重要作。
共同プロデューサーに蔦谷好位置(agehasprings)を起用し、メジャーシーンに頭角を表すべく制作された先行シングル曲から、DTMによる制作手法を中心としたセルフプロデュース曲まで、新編成になったことで今まで以上に“バンドという形態に拘らないサウンドメイク”を武器に創り上げた意欲作であり、“雨のパレード”史上、最高傑作の誕生である。
蔦谷好位置と共に制作した先行シングル「Ahead Ahead」「Summer Time Magic」「Story」「Trust」では、明確に時代性と大衆性を意識したアプローチを追求。一方で、海外のエレクトロ・ダンスミュージックと共振して制作された曲など、世界水準のサウンドデザインをポップスへ昇華する、雨のパレード独自のコアミュージックを鳴らすことも忘れていない、まさに"ボーダーレス"な作品に仕上がっている。
確信に満ちた本作を携え、雨のパレードは大海に乗り出す。