開発研究所から逃げ出した傲慢なマリオネット『時雨』を匿う事になった少女。
人間を下等な存在と見下している時雨は、警戒しながらも家に置いてくれている少女に対しても不遜な態度を取る。
そんな2人の生活は喧嘩が絶えなかったが、少女の持つ『想い出』という概念が理解できなかった時雨は、対抗心からではあるものの人間を理解しようとし始めた。
ある日、想い出の品だという壊れた時計が分解されているのを見てショックを受ける少女。
仕組みを見たかっただけで何も捨てていないと弁明する時雨だったが、気が強いと思っていた少女が涙を流すのを見て……。