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艺人
杵屋裕光
语种
日语
厂牌
日本伝統文化振興財団
发行时间
2008年02月20日
专辑类别
录音室专辑

专辑介绍

伝統とは? 革新とは? 輪廻とは? 日本のメロディ・地球のグルーヴとは?

三味線の王道「長唄三味線」の名手が21世紀を生きる人々へ贈る「花鳥風月」組曲。

純邦楽と洋楽、古典楽器と最新テクノロジーの、熱く、激しく、美しい、かつてない融合。

ブックレットには杵屋裕光によるライナーノーツ、各曲解説を掲載。

ゲスト参加 「人間国宝」諸氏からのメッセージ

「我々は常に伝統音楽を継承する使命を持ち乍ら、さらに新しい可能性を追求し、さまざまな音楽を発表して来た。今回のCDは正に未来への橋渡しをする貴重なアルバムだ。私自身も参加し、本当にすばらしい心に残るものを得た。音楽を愛する人達には必ず聴いてほしいアルバムである。」――山本邦山

「今回のCDには伝統文化の要素がたくさん入っています。参加した曲では、力強くインパクトのある長唄の発声を試みました。洋楽に長唄の『唄』を入れたこのコラボレーションは、日本の音楽史に刻まれるのでは。」 ――東音宮田哲男

「私は邦楽の囃子方で実に色々な楽曲を録音してきていますが、今回のは本当に新感覚の邦楽だと思う。今後も多いに活躍してほしい。」――堅田喜三久

「溢るる才能の一つの集大成アルバム。然しまだこの先もあります。期待大!」 ――鶴賀若狭掾

*本作には、2007年9月に亡くなられた望月朴清氏の最後の録音が収録されています。

邦楽と純邦楽のコラボレーション

杵屋裕光

三味線音楽を様々な角度から追求してきた私には、「現在の世の中に合う三味線音楽とは?」。さらに、「もっと幅広い層の方に聴いていただき感銘してもらうには…!」という命題が、常に頭のなかにあります。

日本の古典楽器、日本発のメロディをもっとポップにできないか、自国の音楽を知らない人々や、海外にまでも伝えたい。古典のフレーズを大衆的な楽曲に乗せてわかりやすく紹介したい。

この思いを具体的な音にしようと、原点回帰、しかも和と洋のバランスを考慮して、温故知新の精神に乗っ取り新鮮な気持ちで取り組みました。

そんな中、一番ふさわしい題材として選んだのが、『地球』。そして『日本の美しい自然』です。

このテーマを最大限に表現するため、日本古来の素晴らしいサウンドや伝承されてきた文化を傷つけることなく、邦楽器が映えるようにアプローチしています。また、日本人が生まれながらに持ち備えているDNAに響き、血を騒がせるような拍子やリズムを活かして 「心で聞ける音楽」となるよう心がけました。

ご存知の通り、長唄はインテンポではなく、あくまで、立三味線のノリ(テンポ)で曲が進んでゆく為、洋楽で基本とされるメトロノームは使われません。譜面上2/4拍子で書かれてはいますが、元々楽譜で作曲された曲が少ない為、半端な拍子も多く存在します。

しかしコンピューターを駆使した今風な洋楽とのコラボレーションにおいては、先に述べた事を克服し、ピッチとテンポ2つの難関をクリアしなくてはなりません。そこで時間をかけ研究しながら、日本の自然や古典音楽の美しいパッセージを融合し、新しい曲を作りました。

さて、今回この邦楽と純邦楽のコラボレーションを「地球→日本」というCDにしましたので、ご興味のある方は、是非聞いてください。自分が生きている間に、どれだけ多くの方に演奏や作曲活動を通して感動を届けられるか? これからも挑戦していきたいと思います。


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