出演者全員が10代で催される音楽イヴェント「閃光ライオット」への参加等をきっかけとして徐々にその存在が知られつつあった、女子4人組のインストゥルメンタル・ロック・バンド、「虚弱。」。しかし彼女達はその若さとか、ガールズ・バンドだとか、インストという見かたで捉えられることに慎重なスタンスを取りながら、自分達の音楽をより広く、正当な形で伝えられる機会を根気強く待っていたようだ。そして今年、彼女達はKilk Recordsとタッグを組み、ついに大きく動き出す。果たして彼女達のサウンドはポップ・シーン全体を揺るがすことになるか。今回から配信が始まるのは彼女達が昨年に自主制作したデモ作品。つまりこれは序章だ。彼女達の真価は、来たるべきデビュー・アルバムで問われることになるだろう。