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艺人
一風堂
语种
日语
厂牌
Epic / SONY Inc. / EPIC/SONY Inc.
发行时间
1981年11月18日
专辑类别
录音室专辑

专辑介绍

ラジオをコンセプトに和洋中華折衷ニューウェーヴを目指した3rd

前作「REAL」にてベルリンレコーディングを敢行しバンドとして急成長を果たしていた一風堂でしたが、ベースの赤尾敬文が脱退しトリオ編成での活動を余儀なくされます。しかしこのベーシスト不在の状況がベルリン録音によって培われたテクノな印象をより深化させることに成功し、一風堂というバンドとしてのキャラクターを確立した「ラジオ」をコンセプトにした名作である本作が生まれました。どこか借り物感が強かった楽曲は緻密に音づくりがなされたシンセサウンドにより洗練され、拍子抜けすることの多かった土屋のヴォーカルも格段に艶やかさを増し、まさにニューウェーブの落とし子的なダンディズムを感じる楽曲が目白押しとなっています。

さて、本作はコンセプトアルバムということでチューニング音を随所に挿入することで収録曲を繋ぎ一体感を持たせることに成功しています。「ラジオ」という1つのテーマを柱にすることで作品の全体像がイメージしやすくなり、それによりさまざまなアイデアを楽曲に反映できているような印象を受けます。音自体は当時土屋が急接近していたJAPANとの邂逅によりUKニューウェーブ色が強くなっていますが、逆に海外ミュージシャンとの接近が日本のバンドという意識をさらに強くさせ、本作にも日本ひいてはアジアを意識したアレンジや音が随所に見られており、個人的な見解ですが土屋なりの海外ニューウェーブシーンへの対抗意識のようなものも感じさせます。そしてこのテイストを醸し出すのに一役買っているのが日本有数の和打楽器奏者である仙波清彦とすっかりニューウェーブドラマーに変身した藤井章司で、彼らのリズム感覚が本作を支えていると言ってよいでしょう。本作リリース後に「すみれSeptember Love」の大ヒットにより一気にスターダムを駆け上る彼らですが、そのような大ヒットを前にしての完成度の高い本作が彼らの真の実力を証明していると思います。


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