一聴してこれまた破壊力が増し、カチっとした純度の高い硬質な
メタルサウンドに変貌。更にエッジが際立った音作りとなっている。
”テイスト・オブ~”な作風と言わんばかり。#2はモロに影響が(?)
出て…ん~それでもカッコエエ!!#4、#6もメタル調だがしっかり
歌も聴かせてくれる。この辺りさすがです…悶絶!!
#7のファンクなテイストも幅の拡がりを確信できるクオリティだし、
彼ら特有の無敵のメランコリーは#5、#8、#11でしっかり聴かせて
くれるが、今までと違ったアプローチも冴えている。特筆すべきは
#9で、これはロックバンドとしては別世界に行ってしまったので
論評できません。ただ、アイディアに対し常にチャレンジする姿勢は
いつも脱帽します。近年の作風に賛否あれども、そこも魅力なんだよな~。
歌詞は往年の感情直撃コースを逸れつつあり、抽象的な表現が増加。
ここも賛否の別れどこだが、内面をえぐり出し切って到達したこの地点と
視点が、全てのスタートラインなのかもしれない。
前作同様、英詞と対比してみると日本語の美しさと言葉選びのセンスを
改めて感じる。狙いはここにあるのかも♪
密室(日本)から球体(世界)へ確実に羽ばたいた!! (By METALOYAZY)