スカパラの10枚目のアルバムは、「何がなんでもいい音楽を作ってやる」というメンバーの鬼気迫る気合いがガシガシと伝わってくる、熱くて、気持ちよくて、かっこいい、オーセンティックにしてオリジナルな大傑作。軽やかに跳ねまくるスカ・ビート、艶っぽいメロディを奏でるホーン・セクション、斬新なアイデアを振りまくキーボード。スカというスタイルをしっかり固持しながらもまったく色あせることのない彼らの音楽は、その存在自体が奇跡なのかもしれない。ドラムス・茂木がボーカルを取った「銀河と迷路」は2003年を代表する名曲。