その呪いを解く糸は、真正の心と唯一無二の愛――。
真の愛が絆ぎ出す感動和風奇話。
「和奇伝愛」 がオトメイトレコードから6ヶ月連続リリース!
≪Introduction≫
時は江戸。
人ならざる業を背負った術師の男たちと、人として生きること能わざる災いを背負った氷の少女。
誰よりも人らしく生きたいと願った男女の愛の物語が今、花開く。
幼き頃に両親を亡くし、天涯孤独として生きる少女がいた。
誰にも頼らず弱音も吐かず、気づけば人を信用出来なくなった彼女は他人と関わることを拒否し、その心を閉ざす。
ある日、少女の前に一人の男が現れた。
「俺は、放浪癖のある呪術師さ」
男は柔らかい微笑みを浮かべた。
「お嬢さん、あんたには大事なものが欠けてるね」
彼の手の平から突然煙が現れたかと思えば、それは少女を包み込むように取り巻いたあと、跡形もなく消えた。
「あんたが人間としての心をちゃんと持ったら、やがて呪いは解けるさ」
―少女はその日、男に六つの感情を奪われた。
≪あらすじ≫
突然現れた呪術師に、己の感情を奪い取られてしまったあなた。
そんな中、古薫という名の山里に術師達が住んでいるという情報を手に入れたあなたはその場所を目指すことに。
向かう途中、足を滑らせ転んでしまったあなたの元に空から降ってくるように現れたのは一人の青年。
「あんた大丈夫? この辺じゃ見かけない顔だね」
人懐っこい笑顔で話しかけてくる彼は 「柳」 と名乗った。
「古薫に行きたいの? なら俺が連れて行ってやるよ」
そう言ってあなたを抱きかかえた柳は、途端に空宙へ浮かび上がる。
彼は神足通という自由自在に飛べる能力を持つ術師だったのだ。
どうして古薫を目指していたのかと、あなたに問う柳。
感情を奪われた経緯を説明すれば最初こそ驚いていたものの 「俺も感情を取り戻す手伝いをする」 と、
柳は自ら 「呪術師探し」 に名乗りを挙げて――。
≪キャスト≫
柳 : 梶裕貴