まさかこんな録音が眠っていたとは夢の様。既に発表されたアルトゥスNHKの’72年の演奏もとてつもないものでしたが、やはりムラヴィンスキーはすごい。この’77年の演奏にも驚き。マイスタージンガーの冒頭の強烈なティンパニーの1打から引き込まれ まるで会場で今聴いている様な臨場感。制約のある記録音源を越えた響きに堪能。ブラームスも数あるディスクの中でもこれは白眉で、ムラヴィンスキーとレニングラードの人智を越えた強烈さにただただ唖然。2002年を終るにふさわしいディスクの登場でございます。
Wagner : Prelude to “Die Meistersinger von Nürnberg” Act1
Brahms : Symphony No.2
Evgeni Mravinsky
Leningrad Philharmonic Orchestra
27 September 1977 Tokyo Bunka Kaikan, Tokyo (Live, Stereo)
【ALT051】(2002/12/13)