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共3首歌曲
野坂惠子の活動は、常に注目を集めてきました。日本音楽集団のソリストとして、二十絃の開発とその演奏者として、そして近年は二十五絃の開発とその演奏で。活動範囲も海外まで広くおよび、国際的な人気と話題を集めてきた邦楽界のスターとも言えます。
これまでは現代箏曲の分野で高い評価を博していましたが、最近では古典の演奏でも大変注目を集めております。本CDに収録した「八重衣」は、かつて久留米市で行われた音楽祭で、このCDと同じ深海さとみとの共演で演奏され、大変な話題となりました。「カデンツァ」入り、というこれまでの古典の概念・枠を大きく変えるその気迫に満ちた演奏は、野坂惠子が切り開く新たな分野を強く印象づけました。
2003年12月の演奏会で「野坂操壽」を襲名するにあたり、この古典だけを収めたCDを制作いたしました。ただし、継承されてきた古典作品をそのままに納めるのではなく、感性の豊かな野坂惠子(操壽)の音楽性を充分に生かして「カデンツァ」を取り入れるなど、今日のあらたな古典作品として制作を行なっております。