昨年(2007年)は12年振りのオリジナルアルバムが発売されファンに喜びと安心を届けてくれた由利子さん。
続いて2008年発表のこのアルバムは、2007年9月23日行われた東京/有楽町の国際フォーラムでの20周年記念ライブの模様を収めたライブアルバム。
これまで発表したアルバムジャケット、プライベートフォトが舞台にスライドで映し出されこれまでの足跡を感慨深く感じながらライブが始まりました。
コンサートで必ず1曲目に演奏された「あなたが微笑む日」を裏切って「あの場所から」。
1曲1曲の落ち着いた演奏の中にも、由利子さんのこれまでの感謝の気持ちとファンのそれぞれの思いが交差してライブは進みます。
演奏曲目で個人的に気に入ったのは、アレンジが新鮮だった「School Days」楽曲のクオリティが高い「The Rain Has Gone」「The Place to Return」いつもクールな演奏をしてきた由利子さんが少し感情が高ぶったかのように演奏した?「上昇気流~飛び立つ日~」。
由利子さんの音楽は派手さは無くとも心に染み入ってさり気なく心から愛される音楽。忙しい日常生活の中でも、ふと1杯の珈琲と由利子さんの音楽で癒しを十分にもらえます。
これから先も息長く音楽活動を続けて頂ける事を願います。
最後に、アルバムとしては以前10周年のライブアルバムがありました。
今回のアルバムは由利子さんのMCの部分がありませんでした。CDの収録の関係上曲を詰め込んだのでしょう。「ボーナストラック」として南こうせつさんのヴォーカル曲が収録されていましたが、個人的には由利子さんの曲に浸りたい為、「ボーナストラック」ではなかったなぁ(笑)⇒すいません。