ひっそりとした歌声とガットギターによる演奏は、子供時代を追体験するような、はかない憧憬、情景を沈とした空気の中に映し出している。自称「小さな音楽」。女性シンガー・ソングライター、kyoooによる初の作品集。
2009年ごろからゆっくりと活動を始めた kyoooによる初の作品集。最初期に、フジワラサトシの耳に留まり、強く促され、音楽活動を始めるきっかけになった3曲と、本格的に演奏活動を始めて以降にかかれた4曲を、2011年6月~7月に七針にて録音。ゲストミュージシャンとして、フジワラサトシ(ギター)、NOb (ホルン/コーラス)、oono yuuki (マンドリン)、ナガヤマタカオ (チェロ)、宮本善太郎(ドラム)が参加。エンジニアは、テニスコーツやたゆたうとの仕事、また自作楽器を使用したパフォーマンスでも知られる大城真 。独自のマルチ・メイキングにより「小さな」世界観を尊重しながらも、同時にフィールドレコーディングのような開放感も引き出している。ソロ・ミュージシャンでありまたoono yuuki や 王舟 のアンサンブルでギターを弾く フジワラサトシが録音から、ミックス、マスタリングまで全面的に立ち会って製作を支えている。