《東方紅魔郷 ~ the Embodiment of Scarlet Devil.》是由同人组织上海爱莉丝幻乐团所制作的纵弹幕射击游戏,是东方Project的第6作,也是东方Project在Windows平台上的第一作。
『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』(とうほうこうまきょう)とは、同人サークル上海アリス幻樂団制作の弾幕系シューティングゲームであり、東方Projectの第6弾にあたる作品である。Microsoft Windowsにおける東方Projectとしては1作目である。
本作は、2002年6月10日に体験版がオンライン配布され、8月11日開催の「コミックマーケット62」で完成版が販売された。同年9月末からは同人ショップでの委託販売も行なわれている。
本作は、PC-98をプラットフォームとしての東方Projectの最後の作品である『東方怪綺談 〜 Mystic Square.』から約3年半のブランクを開けて開発された。当初は『東方紅茶館』のメインタイトルで開発され、そのタイトルの一部を冠した楽曲「上海紅茶館 〜 Chinese Tea」が作曲されたものの、その後ストーリーの構成が固まるとともに現タイトル『東方紅魔郷』へと変更され、「紅茶館」という名称は楽曲名に残るのみとなった。
ストーリー概要
幻想郷は、予想以上に騒がしい日々をおくっていた。
謎の来訪者に、夏の亡霊も戸惑ってるかの様に見えた。
そんな全てが普通な夏。
辺境は紅色の幻想に包まれた。
勘の鋭い少女は、直感を頼りに湖の方向へ出発した。
普通の少女は、何かめぼしい物が無いか探しに行くかのように出発した。
むしろ探しに行ったのだった。
湖は、一面妖霧に包まれていた。
普通の人間は30分はもつ程度の妖気だったが、普通じゃない人もやはり30分程度はもつようだった。
妖霧の中心地は、昼は常にぼんやり明るく、夜は月明かりでぼんやり明るかった。
霧の中から見る満月はぼやけて数倍ににも膨れて見えるのだった。
もしこの霧が人間の仕業だとすると、ベラドンナの花でもかじった人間であることは容易に想像できる。
中心地には島があり、そこには人気を嫌った、とてもじゃないけど人間の住めないようなところに、窓の少ない洋館が存在した。
昼も夜も無い館に、「彼女」は、いた。