今作は空気感を大切にしたサウンドで構成されており、夢の中にいる感覚や眠りにつく寸前の感触、現実と幻の間にいるような感覚といった、独特の浮遊感がもたらす心地よさが聴き所になっています。
「Blue moon」や「Moon river」といったジャズのスタンダードナンバーや、夢の中の不思議な出来事を歌った「Alice in wonderland」、大人と子供の狭間の微妙な気持ちの揺れを歌ったジョニ・ミッチェルの「Both sides now」のカバーなど、彼女のこだわりが感じられるラインナップにも注目。また、今作は早川自身がジャケットデザインを手掛けています。