4th Album「kikUUiki」でオリコンウィークリーチャート3位を記録したサカナクション。勢いそのままにアルバム「kikUUiki」を引っさげた全国ツアー「SAKANAQUARIUM 2010 kikUUiki」(全公演SOLD OUT)を5/28(金)ZEPP TOKYO公演で最終フィナーレを迎え、そのLIVEアンコールで初披露した新曲「アイデンティティ」(8/4発売シングル)は、強烈なコーラスワークから始まり、エレクトロサウンドをベースにロックバンドとしてのグルーヴ、さらにはラテンビートが渾然一体となりレッドゾーンを振り切る高揚感をリスナーに与えるようなロック・アンセムに仕上がっています。またサウンドの高揚感とは裏腹に山口一郎が、「僕らしさって何」「君らしさって何」と“アイデンティティ”が弱い時代背景を憂い、嘆き、直視し、その問いかけを冷徹につきつける詞を紡いだ新曲でサカナクション史上もっともポピュラリティに満ちたサウンドにもっともラディカルなメッセージが乗った問題作。常に新しい音楽を提示している彼らのもっとも攻撃的な面が体感できる楽曲でもある。ツアーラストのアンコールではまた、シングルリリースの発表と合わせて初の日本武道館単独公演を10月8日(金)に行うことを発表し、「SAKANAQUARIUM 21.1 (B)」と銘打たれたこの日本武道館ライブが、今年のツアー、夏フェス、そしてニューシングルのリリースを経てさらに進化した彼らがどのようなパフォーマンスを行なうのか、今から注目されるステージになるのは間違いなさそう。