水のように滑らかに、
確かに在った時間の淵を辿りながら
昨年 SCHOLEよりデビューした [.que] の 4枚目のアルバムがリリースされます。
彼の故郷でもある内妻海岸 (徳島 )の波の音や、瀬戸内国際芸術祭2013に参加するために訪れた香川の小豆島の港の音など、海沿いでのフィールドレコーディングが随所に用いられた作品です。また、演奏で訪れる事となった三好百年蔵 (徳島 )で録音したピアノを元に構築した楽曲 (7.Homeward)も収録するなど、彼の故郷への思いが詰まった作品に仕上がっています。
心躍る故郷への出発前、寄せる波の透き通った音で記憶が甦り、夕暮れの余韻とともに懐かしさが漂い、あっという間に引いていく波のように旅は終わっていく。
そんな夏の帰郷の思い出を元に制作された、[.que]らしい清涼感のあるサウンドが夏の終わりを鮮やかに彩ります。