鳥のように飛翔し、天使のように微笑む、田園的おもちゃのシンフォニー。
「鳥リズム法」コンチェルト、圧巻のライヴを併録。
NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽で広く一般にもその名が浸透した、当代随一の人気作曲家、吉松隆の12年振 りの新作交響曲がついにCDに。作曲の委嘱を行った、いずみシンフォニエッタ大阪のコンサートのライヴ録音 です。
サブタイトルにある「鳥」と「天使」は、ともに吉松作品の曲想を支える重要なテーマで、作曲のイメージは、 空を飛びひたすら歌を囀る自由な鳥と、人間を傍観しながら透明にただ浮遊する天使の絵が描かれた「音のおも ちゃ箱」。
室内オーケストラ編成による、鳥のように飛翔し、天使のように微笑む「Pastoral(田園)」的な「Toy(おもちゃ)」のシンフォニーといった趣の作品ですが、その演奏には極めて高度なアンサンブルの精度とテクニック が要求されます。選り抜きの名手を擁するいずみシンフォニエッタ大阪と、常任指揮者、飯森範親のシュアなバ トンが、この精妙なスコアを見事に音化しました。
フィルアップには、飯森が音楽監督を務める山形交響楽団の定期演奏会の記録用ライヴ録音から、三村奈々恵を 迎えて演奏されたマリンバ協奏曲を収録。
タイトルの「バード・リズミクス」とは、「鳥たちのリズム法」の意。
吉松隆の最新のオーケストラ作品をカップリングしたファン待望の1枚です。